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| ● Q12. | 最近増えている「頭の水虫」とは? |
水虫は皮膚糸状菌(白癬菌)というかびによる皮膚病で、このかびは皮膚の角層(垢(あか)となって落ちるところ)に寄生します。毛や爪は角層が変化したもので、髪の毛に寄生したものは「しらくも」と呼ばれています。頭の水虫は現在まれです。 |
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頭の一部で髪の毛が薄くなり(脱毛斑・だつもうはん)、そこに細かいフケがみられます。脱毛斑内の毛は抜けやすく(写真3)、特にトリコフィトン・トンズランスによるものでは毛が根元で切れ、残った毛が黒い点にみえることがあります(写真4)。症状は軽いため、放置している人が多いのですが、脂漏性皮膚炎やフケ症と誤診され、ステロイドの外用が行われると、おできのように赤く腫れて痛くなり、膿(うみ)をもつようになります(写真5)。 |
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| 白癬菌が頭皮についているだけの状態ではケトコナゾールなどの水虫の薬を塗ったり、水虫の薬を含有するシャンプーで洗髪するだけでよくなることがあります。しかし、白癬菌が毛まで感染していると、ぬり薬ではかえって悪化してしまうことがあるので、治療の原則は、飲み薬を飲むことです。以前は治療に2〜3カ月かかりましたが、最近はイトラコナゾールやテルビナフィンという飲み薬が登場し、1〜2カ月の治療ですむようになりました。 |
| まず感染者の治療を行うと同時に、タオルや帽子、くしの共用を避けることが大切です。ミクロスポルム・カニスによる場合は、感染源になっている犬、猫の治療を行うと同時に、これらの動物にふれないようにします。トリコフィトン・トンズランスが原因となる場合、感染力が強い割に症状がはっきり出ません。運動部員内で症状が出た人がいた場合は、接触した全員が予防として抗真菌薬剤を使用したり、水虫の薬を含むシャンプーで洗髪した方がよいと思われます。 |